- シャープレシオって、どのような意味なの?
- 投資する際、どう活用すれば良いんだろう?
- 上記の分かりやすい解説をサクッと読みたい
実は、投資信託の銘柄画面などに出てくる『シャープレシオ』を理解しておくことは、かなり重要です。
なぜなら、リターンのみで無くリスクも踏まえた投資が可能となるからです。
とは言え、一般的に『シャープレシオが何か?なんて、理解せずに投資信託を買ってるよ』という初心者の方も多いでしょう。
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この記事では、シャープレシオの意味や活用方法、そして欠点や注意点を解説します。
記事をお読みいただくと、シャープレシオの意味を理解し、リスクを加味した投資ができるようになります。
結論のネタバレ
- シャープレシオ=リスクに対するリターンを表す数値
- 類似してる銘柄の比較や、違う投資対象の比較に使う
流し読みでも充分です。最後までご覧いただき、シャープレシオを理解・活用できるようになってください。
シャープレシオおよび標準偏差の意味とは?
結論、次のとおりです。
- シャープレシオとは?
1の変動リスクをとった際に、得られた超過リターンの値。
もっと簡単に言うと、リスクに対するリターンを表す数値。一般的に『数値が大きいほど優秀』と言える。
なお、シャープレシオの名前の由来は、アメリカの経済学者のウィリアム・シャープ氏です。
続いて、関連指標である『標準偏差』という言葉もおさえておきましょう。
- 標準偏差とは?
- 値幅変動の大きさを表す値。つまり変動リスクを表す数値。
シャープレシオの計算に使われる。
シャープレシオの求め方【計算は不要です】
結論を言いますと、シャープレシオを求めるのに計算は不要。
なぜなら、証券会社の投資信託銘柄ページや、金融サービスのランキングページなどに記載されているためです。
なので、わざわざ自分で計算する必要はありません。
とは言え、シャープレシオの計算式はどんな感じ?
理解のために計算式を紹介しておくと、上記となります。
- 安全資産利子率とは?
- リスク無く利子が得られる資産(日本だと無担保コールレートなど)の利子率。
- 標準偏差とは?
- 値幅変動の大きさを表す値。つまり、変動リスクを表す数値。
シャープレシオを投資する際に活用する方法
主に次の2つ。
- 類似してる銘柄を比較する
- 異なる投資対象を比較する
それぞれ、例を紹介します。
類似してる銘柄を比較する
例えば、アメリカのS&P500に連動した投資信託はたくさんあります。
上記のうち、リスクに対するリターンが良いのはどれか?を比較するのに活用する感じです。
異なる投資対象を比較する
株とリートをざっくり比べるとか、バランス型と特化型を見てみるなど。
つまり、セクターごとの全体観を比較するのに活用できます。
シャープレシオの欠点や注意点【3つある】
- 過去の実績であり、将来も継続するかは不明
- 短期間だと急騰や急落で異常値が出る場合も
- マイナスの場合だと数値の解釈に注意が必要
各々を少し深掘りします。
過去の実績であり、将来も継続するかは不明
シャープレシオに限らず、ほとんどのファイナンス指標に当てはまることです。
よって、盲信に注意という感じ。
短期間だと急騰や急落で異常値が出る場合も
なので、1年ではなく、3年〜5年の数値を見ましょうというのが結論です。
前提として、シャープレシオは計算期間によって数値が異なってきます。期間ごとに平均リターンや標準偏差の値が異なるからです。
そして、1年などの短期間の場合、その期間が相場の急騰や急落期だったら異常な数値が出ることもあります。
マイナスの場合だと数値の解釈に注意が必要
具体的には、下記の2点に注意が必要です。
- 前提はマイナスよりもプラスの方が良い
- マイナス同士なら「0」から遠い方が良い
上記に注意が必要な理由は、単に『数値が大きい方が良い』と暗記していると、マイナスの場合に間違えた解釈をしまうから。
例えば、シャープレシオ「1」と「-1」なら、「1」の方が当然に良いです。シャープレシオのマイナスは、運用成績がマイナスであることを示すためです。
一方、シャープレシオ「−0.5」と「-1」を比べた場合、「-1」の方が0から遠いので良い(マシである)ことに注意しましょう。
【まとめ】投信ではシャープレシオの活用を
記事は以上になります。もう一度、本記事のまとめです。
- シャープレシオ=リスクに対するリターンを表す数値
- 類似してる銘柄の比較や、違う投資対象の比較に使う
- 3年〜5年の数値を盲信せずに見る、マイナスの解釈に注意
投資信託をお考えの際は、ぜひシャープレシオを活用ください。
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