- トレードのルールが大事と言われるが、作り方が分からない
- 初心者が守った方が良い、王道のようなルールってあるの?
- FXで資金を失うような失敗を避けるためのルールを知りたい
一般的に初心者が、特にルールを作らずにFXを行い資金を減らしてしまうケースは非常に多いです。
過去の私もルールを作らずトレードして痛い目にあいました。プロフィールは以下のとおり。
- 資産80億の投資家から4年間 投資やトレードについて学ぶ
- 副業の収入をNISAや仮想通貨、FXの投資に回して資産形成
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この記事では、資金管理と手法のバランスが取れた『FX初心者向け3つの投資ルール』を解説します。
お読みいただくと、FXで資金が失われてしまうリスクがかなり減ります。
結論のネタバレ
ざっくり、上記の感じです。
流し読みでも役に立つと思います。ぜひ最後までお読みください。
結論、損切り・利確のルール、勝率の目標を作る
具体的には次のとおり。
- 損切りのルールは、損失額(損失許容率)から考える
- 利確のルールは、損切りpipsとの比率が大切になる
- 勝率の目標を決めることで自分の手法を確立させる
なぜなら、上記3つは密接に関係しており、しっかりバランスを取ることで資金が減っていく確率を大幅に下げられるからです。
ちなみに『①損切り②利確』は資金管理に関するルール、『③勝率』は手法に関するルールです。なんとなくで良いので覚えておきましょう。
では、それぞれ深堀していきます。
損切りのルールは、損失額(損失許容率)から考える
まず、前提としてレバレッジのかかったFXに損切りは絶対に必要です。
なぜなら、想定外の動きがあった場合、一撃で資金が無くなる可能性があるからです。
日本のFX業者を使用している場合、マイナス(借金)になる可能性もゼロではありません。
1ドル110円で3ロットの買い→下がってしまった場合
109.5円で損切りすれば、15,000円の損失です。
一方、もし損切りせず想定外に100円まで下がったら、一撃で30万円の損失を喰らいます。
『為替は上下しているんだから損切りしなければ戻るかもしれない』という考えも確かに一理あるのかもしれません。
ただ、これが通用するのはレバレッジ無しの現物投資のみです。
ですので、エントリーしたら損切ラインは絶対に入れるという前提で、ここからの話を進めていきます。
『損切りルール=損失許容率ルール』とする
損失許容率を定義しておくと以下のとおり。
この損失許容率を決めると、おのずと1回のトレードで損できる金額が決まります。
例えば、損失許容率を5%と決め、入金している額が100,000円だったら『5,000円まで損してもOK』となるわけです。
そして『5,000円の損』というのは、以下のようにいくつものパターンが存在します。
- 0.1ロットで入り50pipsの負け → -5,000円
- 0.05ロットで入り100pipsの負け → -5,000円
- 0.01ロットで入り500pipsの負け → -5,000円
なので、損失許容率をルール化しておくと『ロット数×pips』という複合要素を制御することになり、これがメリットです。
初心者にオススメな損失許容率は『2%』
オススメな理由は以下の2点です。
- 2%が王道と言われているから
- 2%にしておくと勝率が半分ちょいでも資金が減らないから
上記のうち特に大事なのは勝率との関係です。
損失許容率を2%にすると、勝率55%くらいで資金が減っていくどころか増えていきます。まぁ利確のルールにもよるんですが。
これが損失許容率5%だったら、勝率65%ぐらい必要となり、初心者のうちは結構難しい。
そして損失許容率10%にすると、勝率8割以上必要。もはや神レベルです。
そのため繰り返しになりますが、勝率55%程度で済む損失許容率である『2%』が初心者の方にはオススメになります。
つまり入金額が100,000円なら、『損失が2,000円以下となる損切りラインとロット数を計算してからエントリーしましょう』ということです。
利確のルールは、損切りpipsとの比率が大切になる
続いて利確ですが、損切りとの比率をルール化しておくのが吉だと思います。いわゆるリクスリワードと呼ばれる比率です。
なぜなら、損を小さくして利を大きくする『損小利大』のトレードを実践しやすくなるためです。
例えば『勝ったら12,000円増え、負けたら10,000円減るトレード』を繰り返した場合、当たり前ですが半分の勝率でトータル資金が増えます。
なので損小利大は大切ですし、それをルールに落とし込むのも大切です。
初心者にオススメなリスクリワードは『1.2』以上
別の言い方をすると『損切りラインまでの距離の1.2倍以上の距離を利益確定ラインとしましょう』ということです。
なぜなら、先ほど申し上げた損小利大を守れるとともに、初心者の方でも無理のないリクスリワードだからです。
例えば、損切りラインを下に約100pipsとしたとします。その場合の利確ラインは120pips以上離れた上に置くのが吉となります。
もっとも『いやリスクリワードは2倍以上あった方が良いでしょ!』という意見もあるかもしれません。もちろん大きい方が理想なのは認めます。
ただ、あまりリスクリワードが大きいと利確ラインに到達しない可能性も高まってしまいます。
そのため状況にもよりますが、初心者の方の場合は、まず1.2倍くらいとするのがオススメです。
勝率のルールを決めることで、自分の手法を確立させる
この勝率のルールですが、勝率目標と言い換えた方が伝わりやすいかもしれません。
そして、勝率目標を下回ってしまった場合、手法を見直す必要があるサインと考えます。
例えば、勝率目標を6割と決め1ヶ月間トレードを続けたとします。もちろん先にご説明した損切りや利確のルールを守った上でのトレードです。
で、目標に到達した場合、あなたのトレード手法はとりあえずOKです。引き続きその調子で続けましょう。
一方、目標を大幅に下回ってしまった場合、手法に問題がありそうです。
大きな流れに逆らった無理な逆張りをしてないか?など、分析→改善を図るのが吉です。
こんな感じで、自身の手法の見直しポイントを図るために勝率をルール化しておくと、ズルズル負けが込んで資金を失うリスクを減らすことができます。
初心者にオススメな勝率ルールは『55%』以上
要するに『20回エントリーして11回以上を利益確定で終わらせることを目標とする』ということ。
これくらいでしたら、初心者の方でも大きな流れに沿ったトレードをしている限り十分に可能です。
なお『流れに沿ったトレード』の詳細は、こちらの記事を参照ください。
そして55%を大幅に割ってしまうようでしたら、手法に問題ありと考え見直しましょう。
まとめ:3つのオススメ数値を試して記録をつけましょう
記事は以上になります。最後に内容をまとめておきます。
- おすすめの損失許容率は『2%』
- おすすめなリスクリワードは『1.2』以上
- おすすめな勝率目標は『55%』以上
ぜひ、上記の数値を実際のトレードにて試しつつ、記録をとってみていただきたいと思います。
そうすると『リスクリワードは1.5ぐらいをルール化してもいけそうだな』など、あなたならではの数値が見えてくると思います。
いつから実行すれば良いか?
その答えは、ズバリ『次のトレードから』です。
なぜなら、厳しいようですが『そのうちやろう』と考える人は、そのままやらずに終わる可能性が極めて高くなってしまうため。
しつこいようですが、もし『ルールを確立することで資金が失われるリスクを減らしたい』とお考えでしたら、すぐに行動を始めていただきたいと思います。
なお、トレードの入金額自体を『リスク無く簡単に増やしたい!』とお考えの方は、こちらの記事もあわせてご参照ください。
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